未来へ羽ばたく歯科衛生士の皆様に
日本最古の歯科大学である学校法人東京歯科大学は、1948年の歯科衛生士法制定を受け、翌1949年東京歯科大学歯科衛生士学校を創立し、歯科衛生士教育を開始いたしました。
今日継続している歯科衛生士の養成機関としては最古でもあり、これまで2800名におよぶ歯科衛生士を養成して参りました。2017年4月に東京歯科大学短期大学歯科衛生学科が開学し、東京歯科大学の主たる教育の場である水道橋キャンパスと同一のキャンパスに設置されました。東京歯科大学の高い教育・研究の機能と水道橋病院、市川総合病院、千葉歯科医療センターにおける最新の臨床現場での経験により、高度な歯科衛生士教育が展開されております。
う蝕と歯周疾患を中心とした歯科保健医療から、超高齢社会となった現在、医療・介護の現場からの様々な要望にも応ずることの出来る歯科保健医療が求められてきております。歯科衛生士業務も医療から保険・福祉の現場へと多岐にわたり、本同窓会の会員である歯科衛生士が多方面で活躍するようになってきております。
一方で、医療の現場で医科疾患患者に対応した歯科保健医療を提供し、医師、看護師などの多くの医科専門職種と多職種連携を取りながら歯科保健医療を実践できる歯科衛生士が求められ、その育成が急がれております。
2800名を超える会員数である本同窓会は、次世代を担う歯科衛生士の育成への協力はもとより、歯科衛生士の卒後教育の充実が使命であることは言うまでもございません。なかでも復職への支援も今後充実させていくことは、重要であると認識いたしております。また、毎年開催しております卒後研修セミナーに加え、新たに学術大会などにも参加し、歯科衛生士という立場に於いて専門的な知識、情報、実績を会員が発表する場を持つという機会を作るなど、更なる飛躍への新しい試みにも尽力していく所存でございます。
東京歯科大学短期大学同窓会では、会員相互の親睦並びに資質向上を図るとともに母校の発展に寄与し、研修会の開催、歯科衛生の実践普及と向上、歯科衛生教育と歯科衛生士業務の実態に対する調査研究などの事業も引き続き行って参ります。
将来の歯科衛生士の形を見据え、広い領域に対応出来る歯科衛生士のあり方を考えるとともに、新しい時代に巣立っていく歯科衛生士の皆様にもエールを送りたいと考えております。